従兄が教えてくれためくるめく女の歓喜

夫にもしたことがないフェラチオだけでオーガズムを味わうまでに急成長した私は、従兄の達者すぎる口戯と性戯に夢中になり、いまでは犬這いで合体しつつ裏の秘弁に指まで迎えて…。

(告白者)
向後ひとみ(仮名・28歳)

 

秘部への情熱的な口戯

まだお昼が少し過ぎだけの午後の明るい時刻。
二階の私の部屋の窓を開ければ、秋の爽やかな風と陽差しが屋外にみちているはずで、二軒置いた家の向こうには小学校の校庭が広がっている。どこかのクラスが体育の授業を始めたのでしょう、子供たちの賑やかな声が拙宅にも伝わっていました。
そんな時刻に、私は二つ年上の夫とは違う男にむき出しにした秘部を情熱的になめ回されていました。
「ああ、ああ、困っちゃうくらい感じてしまうわ、そこよ、そこなの、あはは、そこそこッ、そこんところがいいッ」
濡れそぼった二枚の花弁の上べりの、そこをなめ回され甘くしゃぶられたときこのごろいつも軽く昇りつめてしまう敏感な花芽を彼のおちょぼ口で甘くねぶられた瞬間、
「だめだめ、イッ、くう、ひいいッ」
上体を弓のようにしならせて私は鋭く達していました。
いまごろ会社にいて熱心に机に向かって午後の仕事を始めただろう夫のことなんか、そのとき頭の中からすっかり消えていました。
夫とはこの一カ月ばかり、家庭内別居というか家庭内崩壊の仲なのです。
部署は違うけど、夫と同じ会社に勤めている私の友人がいつか、
「あまりいい話じゃないけど、知ってて教えないのは心苦しいし、ひとみは友人だから正直いうけど、あんたのダンナは残念だけど浮気してるよ」
相手は保険会社のセールスレディ。
もう40近い熟女だが、フェロモンむんむんの妖艶な女で、夫が彼女にお熱だという。私のカンが当たったのです。
彼女から打ち明けてもらう少し前から夫の様子が変でした。
以前からの保険を解約し、新しい、つまり浮気相手の彼女の会社のに切り換えたのもぴったり話が符号するのと、そのへんの頃から女の香水の匂いを持って帰ることが何度もあったからです。
そのことをチラといったら、夫は、
「おれだって一応は係長なんだぜ。たまにはキャバクラとかカラオケスナックとか、女の子のいる店を接待で使うさ」
開き直った口調で応じました。
しかし、友人の話で合点がいったのです、夫が浮気していたことが。
浮気が発覚するまで、夫はその妖艶な熟女を抱いた同じ腕で妻の私を抱いていたのです。
彼女のからだの中に挿入したのと同じ男根を、そ知らぬ顔して妻の私の中にもインサートしていたのです……。
妻として女として、いえ人間として私ははなはだしく自尊心が傷つけられたばかりか、世間ていや他人の目をひどく気にする夫に頼まれ、
「あんな安い給料の会社なんか辞めて、家で専業主婦してくれよ。おまえを食べさせるぐらいの稼ぎはしてくるからさ」
それで会社もやめたのです。退社したことはともかく、のんきに夫を信じていた自分への嫌悪感も重なり、私を欺しつづけていた夫への怒り、いえそれらのこと以上に、もう夫が汚ならしい存在に見え、どうあっても彼の指一本もふれられたくはありませんでした。いえ、もう絶対にできなくなったのです。
寝室を別にすること一カ月が過ぎ離婚を本気で考えていたとき転勤、といっても年末までの短期の単身赴任なんですが、子供のころによく遊んだ、親類の中では昔は一番に仲良しだった従兄の浩一郎が拙宅にやってきたのです。
あれは先週の週末のこと。
その日は夫が接待ゴルフで一泊だけど外泊予定で朝から出かけていました。
そこへ昼少し前、従兄が現われ、
「叔父さんに保証人になってもらおうと思って行ったら、おれがこっちに転勤でしばらく赴任するといったものだから、“ちょうどいい、このごろひとみったらちっとも連絡くれないから様子をみてきてくれ”っていわれてね。うん、元気がないね」
それで正直に事情を話し、話し終えたらなんだかスッキリしました。
「ね、浮気男がいないし気分もちょっとスッキリしたから一パイつき合ってよ」
「おいおいっ、まだお昼だぜ」
「いいじゃん、ちょっとくらい」
と、ビールと焼酎のお湯割りで二人は昼間から盛り上がりました。
それまでは週に二、三回、何も知らずにバカな私は夫に求められるままからだを開いて彼を受け入れていました。
思い出すと悔やしさと怒りが、お酒の酔いも加わり込み上げてきました。
「ね、浩ちゃん、私と違って奥さんとはうまくいってんの?」
「普通だよ。映画や小説みたいなドラマチックな話なんてないよ」
「フツウっていうのが一番ね」
「そうかなあ……そうかもなあ……」
「ね、浮気したことは…正直にいって」
「一度、いや二回か……、でも、好きでもない、心を伴わない情交は空しいぜ」
「情交、ときたか。奥さん知ってるの」
「知らん。知ったら大変だ。おれもさ、相手の子に悪いからあれは遊びだった、許してくれって……一人の子は、わりとおれにマジな気持ちで……いまでも、申訳なかったと思って……心が痛むよ」
「週に何回くらい奥さんとしてるの?」
「平均三回……おいおい、何いわせるんだい、いやだなあ、ひとみったら」
甘く呼び捨てにされたとき、私の目の中で、従兄が官能的な存在に移りました。

もうもう、お注射して

「こんなに自分の気持ちをすなおに話すのって久しぶり。ね、浩ちゃん、迷惑?」
「いいさ、好きなだけ話してみろよ、おれでよかったら」
「うん、嬉しい、ありがとう」
「いいや、今日はもう一人、営業を兼ねた挨拶回りをしようと思っていたけど、とくにアポも取ってないし月曜にするよ」
「ごめんね」
「いいんだ、いいんだ。本当いうとさ、ひとみの結婚式には海外出張で出られなかったから……あとでお袋に写真を見せてもらって、いやあ、あのションベン臭いガキが……すげえ美人になったって」
「ひどい、ホメてんの、けなしてんの」
「もちろん、ホメてるのさ。いや、でも、写真より実物のほうが……きれいだよ、バカだなあ、ダンナも。親類でなかったら、おれが嫁さんにしたいくらいだ」
冗談ではない顔でテーブル越しに私を見る従兄の目は、私の心の中とは違ってピュアな純粋なものでした。
でも、私はそれで終わらせることができなくなっていたのです……。
その約30分後……。
私の部屋を案内し、セミダブルベッドに腰掛けている彼をそっと倒し、夫にも滅多にしたことがないフェラチオを私は途中から頭がクラクラして、そんなあのあれ失神するような感覚なんて信じちゃいなかったのですけど、途中から気が遠くなるような感じになってしまうくらい熱心にしていました。
「ううーん、ううっ、ああっ……クウ、すごい、すごいよ、ひとみ」
私のくちびると舌がぶっといこわばりのあちこちに這いうねり、そよぎまくるたび、あお向けに寝た従兄はたくましい下半身をぶるぶる震わせます。
いやらしいとも卑猥だとも思わないで私は、ごくごく自然に彼の二個のふくろを片手で甘くマッサージし、もう一方の手で肉幹の根元を上下にこまやかにしごきたてながら先っぽのカサのあちこち、くびれのところやおしっこが出る秘口のワレメを舌の先っちょでニョロニョロ撫ぜていました。
それから、また上下の唇を広げ王冠部から肉根をずっぽりくわえ、ディープに吸茎していたのです。
「すげえ、すげえよ、ひとみ、うーん、ああ、うう、たまんないよ、クククッ」
しかめっ面をして従兄は、手を伸ばして服の上から私の形のいい乳ぶさを恐る恐る撫ぜてきました。
「ぷ、はっ……あんッ、それ感じるッ」
口をはずして快感を訴えると、従兄は思いもよらないという感じで私を見つめ、私がやるせなさげな表情を返すと態度が一変しました。
「ひとみ、いやならちゃんといえよ」
ちょっと怖い顔でいい、いったん私の手と口をどけると途中まで脱がしていたズボンとその下のものを、上体を起こし座ったまま身体を丸めてベッド下に脱ぎ捨てていたのです。と思った次の瞬間、
「浩ちゃん……ああ、そんな」
うろたえる私をベッドに引っ張り上げ今度は私を甘く押し倒していました。
「今度はおれがひとみを気持ちよくしてあげる番だ」
いって、一気に私の下半身を丸出しにするや、私の両膝をMの字ポーズに折り広げ、その股のあいだに這いつくばるようにして、淫らという形容以外に思いつかないくらいどろどろにぬかるんでしまった私の花唇、とくに上べりの花芽にくちびると舌をジカに押しつけ熱烈にくるめかせてきたのです。
「ふわっ、ふ、わわっああっ、ああ」
なにしろ昼間の明るい部屋ですっかりむき出しの下腹部のたたずまいを見られてしまっているのですもの、羞恥と興奮で全身が火のように火照りました。
その火照ったからだの、最も敏感な核を達者な舌戯と口戯で甘くねぶられてしまっているのですから、もう引き返しは不可能でした。
「浩ちゃん、もうもう、お注射してッ」
「いいのかい、はめても」
「いやっ、ロコツ……でも、そうして」
「分かった、でも、すぐに弾けそうだ」
「ね、ね、中ではお願い、堪忍して」
「そのくらいは分かってる…う、うむ」
「あッ、ああッ……きてる、きてるう」
「すぐに果てたら、な、もう一回、少し休んでからはめ……もう一回頼めない」
「ええ、ええ……ああ、いい、何回でもOKよ、だから、うわっ、いいーッ」
快感が脳まで突っ走っていました。

男泣かせのウツワだね

女の体って不思議です。
それは、ペニスの大小なんか二の次ということです。
心身ともに相手の男に惚れちゃうと、女のチツって伸縮自在、相手のサイズに合わせていかようにも合わせられる、合わせてしまうのです。
一般的にいえば、なるほど浩一郎のあのもののサイズはちょっと平均よりも大だと思いますが、好きでもなければ、私はきっと痛いだけだと思います。
でも、そして彼は前戯をたっぷり私にほどこしてくれるし、命令されたからでも強制されたからでもなく、むしろ私が自分からそうしたくてやっているのですけど、私も彼に時間をかけて入念に前戯とくにフェラチオしてあげる、とくに最近はシックスナインというと思うのですけれど同時に相互性器接吻をするうち、いつでも迎える状態になります。
それどころか、その相互前戯の段階で私ったら、“合体”したのと同じくらい強烈な快感に身を焦がし、
「行くわ、行っちゃうわ、ああ、いい」
とオーガズムに撃たれてしまいます。
そして浩一郎のこわばりきったものをずっぷりと根元まで迎えると、自分のそこがまるで彼の分身にしがみつくような痛烈な反応を示すのが分かります。
「白状すると、ひとみのこのウツワって男泣かせだぜ」
「いやねえ、ウツワだなんて」
「ウシロからもしてみたいけど、いい?」
「羞ずかしいけど、そうして」
「魅力的なヒップだぜ、ひとみ」
「ありがとう、浩ちゃんのお珍保ちゃんも女泣かせのお道具よ……あ、きてる」
「男は、ウソでもそういってもらえると自信が……ああ、もう締まる、すごいや」
「ね、私の子猫ちゃん、好き?」
「好きさ、だからこうやって、あの日以来、毎日のように昼間……くう、いい」
「よいわ、私も羞ずかしいけど、よいわ、ああ、そんな、お尻に指……許して」
「痛かったらやめるけど……痛い?」
「痛くは……ないけど、羞ずかしい」
「いやかい、気持ちよくないのかい」
「だって、だって、ああ、変態っぽい」
「そんなの気にすんな、変態っぽかろうとなんだろうと……気持ちよくない?」
「ヘン、あ、ヘンなの……いい、お指を入れられながら、そうやって……はんッ、ふはん、うごかれると、私、私なんだか、ヘンよ、ヘンだわ」
「いいんだな、こうやって中指一本だけなら……ピストンと同時に入れられるのは、こうか、こうなんだね、うう」
「浩ちゃんの変態スケベ、わっ、いく」
ワンちゃんみたいなポーズで挿入され指まで同時に裏の花弁にプスプスされて……ああ、私ったら、段々とエスカレートしてゆくみたいで不安です。
でも不安以上にやっぱり期待のほうが断然に大きい。朝、口もきかない夫が出で行くと、もう私の下半身は営業マンの従兄が来るのを待ちわびているのです。