旅館女将だった母との鬼畜愛!
女が放っておかないモテ男の僕は何人ものセフレを持ちながらも、母親ともセックスしている。それも母子相姦の枠を超えた歪んだ形で。この快感を知ってしまったら、もう後戻りは出来ない……。
(告白者)
愛沢幸雄(仮名・48歳・温泉紀行家)
自殺した母似の女将が
俺は今、温泉を取材し、様々な雑誌媒体に寄稿して生計を立てている。こんな仕事をしているのには、誰にも話したことのない訳がある。温泉が好きだから、温泉紀行家みたいな仕事しているわけじゃないのだ。
俺の実家は温泉旅館を営んでいた。俺が17歳の時まで営業を続け、18歳の時、経営が立ち行かなくなって廃業に追い込まれたのだが、女将として旅館経営の陣頭に立っていた母はその時自殺した。婿養子の父は廃業する前の4年前に病死していたから、一人息子の俺は18歳で天涯孤独の身になったのだ。
旅館経営には全くタッチせず、遊び呆けていた父の死に冷淡だった俺も、母の自殺には戦慄した。心臓が破裂してしまうんじゃないかと思ったほど、激しいショックを受けた。俺にとって母はただの母親ではない。誰よりも愛し抜いた女だったのだ。
母のことを記す前に、俺の仕事のことに触れておこう。
俺は温泉旅館で育ち、今は温泉取材を生業としているので、誰よりも温泉旅館の裏事情には通じている。とはいえ、これまで記事にしたことはない。そんな暴挙をすれば、温泉紀行家としての生命を絶たれてしまうからだ。俺は温泉業界の中ではそれなりに有名だし、ある意味で権威者でもある。その俺にしても温泉旅館の裏の顔を暴くような記事は書けないのだ。理由は簡単。温泉旅館と馴れ合っているからだ。
俺に限ったことじゃないが、温泉取材を生業としている人間の大半はタダ飯タダ酒タダ風呂取材を旨としているから、温泉旅館を批判するような記事は書けないのである。なかにはアゴアシ付きの取材を拒否している変わり者もいるけど、そういうのはほんの一握りに過ぎない。俺が育った旅館にもタダ飯取材のライターは何人もやって来た。しかし、そいつらは旅館に何の利益ももたらせなかった。ある意味、母はそいつらのせいで自殺に追い込まれたのだ。
温泉取材はタイアップというと聞こえがいいけど、その実態はアゴアシ付き取材なのである。俺なんかのクラスになると、タダ飯タダ酒タダ風呂どころの騒ぎではない。取材に行けば、車代と称してお金が包まれるのである。額は宿にもよるけど、5万円から10万円が相場だ。月に10軒も取材すれば最低でも50万円になるんだから笑いが止まらない。
酷いヤツだって思う人がいるかもしれないが、俺なんかまだマシな方なのだ。俺より少し格上の温泉ジャーナリストなんか名もない温泉旅館に自分の名前入りの湯掻き板を50万円で売り付けているのだ。売る方も売る方だけど、買う方も買う方である。しかし、それを買えば様々な媒体で大々的に紹介して貰えるから買うしかないのである。俺も温泉屋としてのランクがもう少し上がったら、湯掻き板を作って、温泉旅館に売り付けようと思っている。母を自殺に追い込まれた俺はそれくらいしてもバチは当たらないと思っている。
さて、母がやっていた温泉女将のことである。勿論、生理の上がった50過ぎの大女将や老女将のことではない。
俺の言及する温泉女将とは、女として盛りにある魅力的な女将のことだ。母もそういう女将だった。自殺したのは43歳だった。
意外に知られていないようだが、女将にもランクがある。大女将と老女将を別にすれば、一番格上なのは家付きの跡継ぎ女将である。その宿の長女として生まれ(次女や三女でも構わない)、大女将の後を襲って女将を継いだ女将が最もランクが高いのだ。母はこの女将だった。
次は宿の後継者(長男の場合が多い)の嫁。姑(大女将)に仕えて苦労しているから、この手の女将は家付き女将よりやり手が多いのだ。
一番ランクが低いのは、雇われ女将だ。客の入りが悪いとすぐ首にされてしまうから、その心労は計り知れないと言っていいだろう。
しかし、最も簡単に股を開く女将は最もランクの低い雇われ女将ではない。雇われ女将は首にされても次の就職口がある。たとえ宿が潰れたって自殺するほどの責任は負っていないのだ。その点、跡継ぎ女将は……。そう、最も簡単に股を開くのは、経営の実権を握っている跡継ぎ女将なのだ。
もちろん、彼女たちだって誰にでも見境なく股を開くわけじゃない。というより、一見のどうでもいい客には洟も引っ掛けない。この客と寝れば確実に営業成績が上がると踏んだ時だけ股を開くのである。或いは俺みたいな名前のある温泉屋も彼女たちのターゲットになる。母もそういう男どもをターゲットにし、股を開いていたのだ。
温泉ブームとか言ったって、繁盛している温泉宿はそんなに多くない。草津とか由布院とか黒川とかのブランド温泉地の宿を別にすれば、今、ウケに入っているのはデザイナーズ系の宿と格安料金で勝負している宿である。デザイナーズ系の宿とは有名建築家が外観と内装を設計したオシャレな宿のことだ。この手の宿はそのターゲットを女性客に絞っているから、女将を置かない場合が多い。宿を切り盛りするのは男の支配人ってわけだ。俺には縁のない宿と言っていい。
一泊1万円以下で勝負している格安料金の宿も女将を置かない所が多い。人件費を極力切りつめているから、女将なんていなくてもいいってわけだ。いたとしてもくたびれた老女将だ。やっぱり俺には縁のない宿と言っていい。
その宿は東伊豆にある。一泊2万円で、部屋数は約50室。名物料理があるわけじゃないし、絶景を見渡せる露天風呂があるわけでもない。ごくごくありふれた温泉旅館である。この手の宿の生命線は宣伝だ。様々なマスコミに取り上げて貰うことで客を呼び込むしかないのだ。俺はその宿を何度か取材していたが、その時は取材で行ったわけじゃない。女将から連絡が入って駆け付けたのである。
「相談したいことがあるんです。お越し頂けませんか」
俺クラスの温泉屋になると、こういう連絡がよく入る。行けば下にも置かない歓待を受けるわけだが、どの宿へも駆け付けるほど俺はさもしくない。それに相談事とか言っても、どこぞのマスコミ媒体を紹介してくれとか新しく露天風呂を作る場合、どこの業者に発注するのが一番いいのか、その程度のことなのである。わざわざ出向くまでもない。
その宿に押っ取り刀で駆け付けたのは、女将がただの女将ではなかったからだ。すでに39歳ではあるが、超の付く美人だったのである。女将には美人が多いけれど、彼女はその中でも飛び切りの美貌の持ち主だった。女優の小雪をもっと艶やかにした感じで、スタイルも抜群。しかしそれだけなら、俺の食指は動かない。彼女はどことなく母に似ているのだ。
俺が宿のロビーに入ると、着物姿の女将が待ち受けていた。普通は仲居さんが部屋に案内するわけだが、その時は女将自ら俺を部屋に導いた。二間続きで露天風呂も付いている最高級の部屋だった。一泊3万5千円。ちなみに温泉旅館の宿泊料金は4人を基準にしている。2万円とか3万5千円というのは4人以上で泊まった場合で、2人の場合は最低でも3千円が上乗せされるのである。
「今は仕事中なので、込み入った話も出来ません。仕事が終わってから伺いますから、先生はそれまでゆっくりくつろいでいて下さい」
女将が再びやって来たのは夜の10時を回った頃だった。着物姿ではなくカジュアルなブラウスとスカートという出で立ちだった。
「一度家に帰って着替えて来たんです。先生とゆっくり飲みたいと思って……」
女将は俺が酒に目がないってことを知っていた。吟醸酒の4合瓶を2本抱えていたのだ。差しつ差されつ飲んでいるうちに、女将が相談事を切り出した。マスコミを紹介して欲しいということだった。
母の自殺の原因とは?
「出来ればテレビがいいんです。先生のお力でなんとかお願いします。うちは今、大変な事になっているんです……」
俺はテレビ局にもコネがあるけど、テレビの温泉番組が取り上げるのは何らかの特徴がある温泉宿である。そういう意味でその宿はテレビ向きではなかった。これと言って強調する点が何もないからだ。否、一つだけある。それは女将が飛び切りの美人ってことだ。しかも女将の前歴が凄い。ミス.ユニバースだかミス日本だかの美人コンテストで準ミスに輝いたことがあるのだ。美人女将を特集する温泉番組に推薦したら、プロデューサーは二つ返事でOKするに決まっている。俺がそう言うと、女将は恥ずかしそうに俯き、囁くように言った。
「私みたいな者が美人女将を特集する番組に出てもよろしいんですか。ああいう番組に出演する方はもっと若い女将さんって決まっているんじゃないんですか」
彼女はもうすぐ四十路になるってことに引け目を感じているみたいだった。しかし、俺が大丈夫だって念を押すと、艶やかに笑って酒を飲み干した。目元が赤みを帯び、瞳が幽かに潤んでいた。
「先生、そっちに行ってもよろしいですか」
女将が側に来るなり、俺は抱きとめた。その気になっている女を目の前にしたら躊躇してはいけない。速攻。これに限る。
俺は女将の両頬を抱き、激しく唇を吸った。女将は抗わなかった。それどころか、俺に負けまいとばかりに舌を吸い立てたのである。俺は母の事を思い浮かべながら女将の舌を吸い続けた。母も俺みたいな中年のオヤジに舌を吸われたんだろうか……。
キスをしながら、スカートをめくり上げると、黒のパンティが目に入った。
俺は唇を離して囁いた。
「女将、もう濡れてるんじゃないのか。あっちに移ろう」
別室に布団が敷いてある。俺は女将を抱き上げ、別室に移動した。そしてブラウスとスカートを剥ぎ取った。ブラを付けていなかったので、パンティ一枚だけの姿態。眩しいほど見事なボディだった。
俺は浴衣を脱ぎ、トランクスも脱いで丸裸になった。横になると、女将の手が男根に触れた。俺は当然として、女将も激しく欲情していたのだ。
俺が強要したわけでもないのに、女将は俺の上になって男根を口に含んだ。
俺は全国を渡り歩き、数え切れない女を抱いて来た。何人もの女将をモノにしたことがある。
その俺が戦慄してしまったほど女将のフェラは素晴らしかった。フェラだけでイキそうになってしまったのは、30年ぶりのことだった。当時は俺は母と……いや、それは後述しよう。
「女将、俺も舐めてやるよ」
シックスナインを催促すると、女将は素早く体をずらした。俺は黒いパンティの上から舌を這わせた。パンティ越しにも激しく潤んでいるのが分かった。
「先生、私……」
「欲しかったら、欲しいって言えばいいんだ。さあ、言ってごらん」
「欲しい。先生のチンチンが欲しい!」
並みの女に言われてもそんなに興奮しないけど、超の付く美人女将が俺の男根が欲しいと哀願しているのだ。これぞ正しく男子の本懐。俺は女将のパンティを剥ぎ取って、じかに舐めまくった。夥しい愛液が滴り、俺の顔を濡らした。
「せ、先生、私、もうダメ。もう我慢出来ない!」
俺は女将を組み敷いて一気に男根をねじ込んだ。獣の咆哮のような凄まじい声が部屋中に響き渡った。その美貌から想像も出来ないあられもない悶え方だった……。
3ヶ月後、その女将の宿がテレビで取り上げられていた。
テレビの影響力は凄いから、彼女の宿は持ち直すだろう。そう思うにつけ、忌々しいのは、母を自殺に追い込んだ男どものことだ。母の身体を蹂躙しながら、大した手だてもしてくれず、タダ飯タダ酒をかっくらい、その上、車代までせしめていたんだから、思い返すたびに腸が煮えくりかえる。もし母がテレビに取り上げられていたら……。しかし、当時は温泉番組なんてほとんどなかったので、どっちみち、母は自殺に追い込まれたのだろう。それに母の自殺の原因の一端は俺かもしれないのだ。
愛液が滴る下半身を…
母は父が病死してから、経営不振に喘いでいた宿を建て直すために、これはと見込んだ温泉ジャーナリストや旅行代理店の人間、地元の銀行の重役、団体客を斡旋してくれる実業家たちに身体を投げ出すようになった。俺はそいつらの泊まっている最高級の部屋に母が向かう姿を何度も見たことがある。最初は酒席を共にするだけと思っていたが、次第にそうじゃないことが分かり、中学生の俺は激しいショックを受けた。母が腹の出た醜い中年男に組み敷かれている……。想像するだけで頭の血管が切れそうになってしまった。
高校生になった時、俺は母をなじったことがある。
「母さん、なんであんな男たちに抱かれなければならないんだよ。俺には信じられないよ」
母は哀しげな表情を浮かべて弁解した。
「仕方ないの。こうするより方法がないのよ」
「方法がないってどういう意味?」
「うちの旅館、このままだと潰れてしまうの。母さんはあの人たちの力にすがって、何とか旅館を建て直そうと思ってるのよ」
そう言われても、俺は納得出来なかった。しかし、それ以上母を責めることも出来なかった。
俺がやれることは、母が醜い中年男に抱かれているシーンを想像しながらオナニーすることだけだった。
今、この旅館の部屋で母がセックスしている! そう思うだけで、男根はいきり立ち、全身が火傷したみたいに熱くなった。あんな男どもに母を穢されるのは耐えられない。穢れた母の身体を清めてあげたい。そんな思いが日増しに強くなっていった。
母は男に抱かれた後は必ず風呂に浸かった。旅館の風呂ではなく、家の風呂だ。その夜も母は風呂に入っていた。俺は全裸になり、風呂のドアを開けた。股間を洗っている母の姿が目に飛び込んできた。
「幸雄……」
母は呆然と俺を見上げた。
「母さん、俺が洗ってあげるよ。俺が母さんの身体を清めてあげるよ」
俺は母に抱き付き、股間に手をあてがった。母は抗った。しかし、力は弱かった。俺がキスすると、グッタリとなってしまったのだ。キスしながら、股間を撫でると、母の口から悶え声が漏れた。
俺の男根は破裂してしまいそうなほど勃起していた。
「母さん……」
俺は母を風呂場の床に押し倒し、屹立した男根を陰唇にねじ込んだ。拍子抜けするほど簡単に奥まで吸い込まれてしまった。俺はその時まで童貞だったけど、今思い返しても不思議なくらい冷静だった。男根は火のように熱くなっていたのに、頭の中は氷のようにクールだった。だから、激しく腰を打ち付けてもなかなか発射しなかった。
「ああ、幸雄、幸雄……」
「母さん、入ってるよ。俺のチンチン、母さんの中に入ってるよ」
母は俺の背中に両手を巻き付け、悶え声を上げ続けた。
「幸雄、ああ、幸雄……」
キスをすると、母は凄い勢いで吸い返した。それで俺はたまらなくなり、母の体内にしたたかに精を放ってしまったのである。部屋に戻ると、母は俺に謝った。
「ごめんね、幸雄。全部、母さんが悪いのよ。幸雄は悪くないの。破廉恥なことをしてる母さんが悪いの」
俺はそんな母がいじらしくなって、きつく抱き寄せ、激しくキスした。母は拒否しなかった。
俺の男根は再びいきり立った。母の手を掴み、男根にあてがうと、母は優しく握り締めた。
「幸雄、凄いのね。凄く固いわ」
「母さん、俺、またしたくなってきたよ。母さん、いいよね?」
母はそれに応えず、俺の股間に顔を埋めた。そしてジュルジュル音を立てて舐めまくった。
「ああ、母さん。気持ちいいよ。凄く気持ちいい」
風呂場でやった時は童貞だったにもかかわらず、結構長持ちしたのに、この時の俺は呆気なく母の口の中に発射してしまったのだ。
ともあれ、俺は母とセックスしてしまった。母の体内に2度も精を放ってしまったのだ。それまでも母を愛していたけど、身体の関係が出来てからは格別だった。母のことしか考えることが出来なくなり、授業中も母とのセックスを思い浮かべ、男根を屹立させることがしょっちゅうだった。しかし、母を愛せば愛するほど、母の身体に群がる男どもへの憎悪心が募った。憎くて憎くて仕方がなかった。とはいえ、もうあいつらとはセックスするな。俺だけを相手にしてくれとは言えなかった。母の苦悩も分かったからだ。責め立てて母をさらに苦しめるのは、大人の男のすることじゃない。17歳の俺はそう思ったのだ。
母は俺に抱かれるたびに謝った。その夜もそうだった。
「あなたが悪いんじゃないの。みんな、破廉恥な母さんが悪いのよ」
「母さん、もう謝らなくてもいいよ。俺は母さんが好きで好きで仕方がないんだ。母さんが何をしたって、もう責めたりしないよ」
「幸雄……」
「でも、約束してよ。これからもずっと俺とセックスするって」
「幸雄……」
「約束してくれないんだ?」
「そんなことないわ。幸雄だけよ。私が気持ちよくなれるのは幸雄の時だけ。約束するわ。あなたからいつまでも離れないって」
あなたからいつまでも離れない。この母の言葉は今でもはっきりと覚えている。一生忘れることができないだろう。
俺は母を押し倒し、股間に舌を這わせた。そして太腿の方まで溢れている愛液を舐めまくった。
「幸雄、いいわ。母さん、凄く気持ちいいの……」
あいつらにもこんな風に舐められて悶え声を上げているんだろうか。そんなことを思いながら、俺は母のクリトリスを吸い、ワレメを舐め、さらにアナルも舐めまくった。
「ああ、いいわ。幸雄、母さん、もうダメよ。ダメなの」
「ダメって、ホントは俺のチンチンが欲しくて仕方ないんだろ」
「ああ、幸雄。幸雄!」
母の両足を肩に担いで愛液滴るワレメに男根を突き立てると、母は呆気なく達してしまった。しかし、それからが凄かった。俺が突きを入れるたびに
「ああ、イク、イクーっ!」
と絶叫し、何度も何度もアクメに達してしまったのだ。
俺たち母子がセックスしたのは1年ちょっとで、その間、60回以上やったけど、あれほど母が乱れたのはその夜が最初で最後だった。
最後にセックスしたのは、母が自殺する3日前だった。その時の母は心ここにあらずという感じで、ほとんど悶え声を上げなかった。すでに自殺を決意していたからかもしれない。鈍感な俺はそれに全く気が付かなかった。
俺あての遺書にはたった一行だけ、こう記してあった。
「幸雄、ごめんね」
旅館を潰したことが自殺の大きな動機だったと思うが、母は俺との関係に疲れていたのかもしれない。もしかすると、旅館はどうでもよく、俺との関係を清算するために自殺したのかもしれない。
しかし、当時の俺は母の身体に群がった男どもが憎くて仕方がなかった。母を死に追いやったのはあいつらだと固く信じていた。特に温泉ライターや旅行代理店の男たちが許せなかった。母の身体を貪るだけで何の役にも立たなかったからだ。俺が今、温泉でメシを喰っているのは、言わば、復讐みたいなものだ。温泉旅館にタカって生きる人間になることで、俺は母の供養をしているのだ。
こんな俺は母は草葉の陰で嘆いているかもしれないけど、もう後戻りは出来ない。俺は俺の母を貪った男どもと同じ境遇を生きることで、母の元へ行こうと覚悟を決めている。